おででこリオフェス初登場まであと4日。

稽古は今日を含めて3日。

7/7(木)の七夕にアゴラ劇場へ。
7/8(金)19時初日。
7/10(日)18時の回で、全五回公演は終了。


10か月に渡る岸田理生さんとの苦悩の向き合いも、もうあっという間で終わる。


昨日は早めに稽古を切り上げ、私は当日パンフ作り。
みんなは稽古場で自主稽古やら道具の手直し。

おやこれは?
初日4日前に当日パンフ作りに時間を割けてるなんて・・・
若しかしたらここ数年なかった余裕の進行かも知れない?


リオフェスに参加することが決まったのが去年の9月。
何本かの戯曲を読み、作品を何にするかで紆余曲折。
理生さんの戯曲は難しいとは聞いていましたが、
そのハードルの高さは、岸田理生初体験の私にとっては予想を越えていた。
読めば読むほど胃が痛くなる始末。

「火學お七」に決まってからも、
あてにしていた俳優にオファーを断られ、
その理由が「岸田理生だから・・・」

最終的に全出演者が確定したのが今年の4月。
もうぎりぎりのタイミングだった。

でも、この最後に決まった出演者曰く、
オファーを受けたのは「岸田理生だから」

岸田理生さんとは、つまり、そういう存在なのだろう。
反発と魅力が共存する強烈な個性を持つ作品群。
だからこそ亡くなって13年になっても、
こうして毎年フェスティバルが開催されているのだ。


さあて、ここまで来ました。
遣れることはやった・・・はずだと思う。
演出して出演する苦しさは毎回のことだけど、
ここにきて一番稽古が足りてないのは私だ。
もう後は、私自身が一人一人にオファーして、
出演してくれている役者たちを信頼して、
私も出演者の一人として、理生ワールドを楽しみます。


従来のおででこファンには、ポップな笑いに満ちた、
おででこらしい演出も楽しんで貰えますよ。

岸田理生だからと観劇される新たなお客さまへは、
おででこなりに向き合った理生作品を堂々とお見せしたい。

この方もわたしがスカウトした、打楽器奏者多鹿大介さんの演奏が、
更に作品世界をくっきりと彩ってくれます。

みなさま~お待ちしています!

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おででこvol.9 
「火學お七」~ある都市の熾火の記憶~

原作:岸田理生
リオフェス2016(第十回岸田理生アバンギャルドフェスティバル)参加作品

上演台本・演出:須川弥香  

【日程】
2016年 
7/8(金)     19時  
7/9(土) 14時・19時  
7/10(日)14時・18時  
(全5ステージ)

劇場◎こまばアゴラ劇場 
住所:〒153-0041 目黒区駒場1-11-13 TEL:03-3467-2743
*京王井の頭線「駒場東大前」駅
東口より徒歩3分
*「会場には駐車場・駐輪場がございませんので、お越しの際には公共交通機関をご利用ください。」

出演
川原田瑞子、小林大祐、下村真梨奈、末松和佳、須川弥香、高安有紀、知野三加子、瀧澤孝則、友澤宗秋、中谷中、根間永勝、本庄由佳、山下舞、(五十音順)
パーカッション◎多鹿大介

照明:山﨑佳代 音響:斎藤裕喜
舞台監督:清水義幸 
舞台美術:おででこ  
宣伝美術:水野悦

チケット料金 
前売・予約3000円
当日3500円
学割2500円(日時指定自由席)
*受付開始、整理券の発行は開演1時間前、開場は開演の30分前です。
*前売・予約のお客様の入場が優先となります。
*学割は予約時にその旨申し出いただき、当日窓口で身分証提示必要。

チケット予約
おででこサイト内予約ページ
http://odedeko.com/
Tel/Fax 03-6903-2748 
メール odedeko2010@gmail.com

協力
カワサキアリス
劇団S.W.A.T!
HUSTLE MANIA

制作
おででこ制作チーム・山下舞

主催◎おででこ
共催◎理生さんを偲ぶ会 
提携◎(有)アゴラ企画・こまばアゴラ

「五団体すべての公演を一度ずつ観ることのできる「リオフェス・通し券」を8000円にて発売しております。おででこへお問合せ下さい。」

七草七日七十七日
七の杜七墓参り
北斗の空に七つ星
まわりまわって七曲り
七重桜の七変化

七生転じて七赤に
生まれた娘の名はお七
お七かなしや物狂い
七つ下がりの雨の中
消えた男を探しゆく