Sugawa Mika のブログ

日々のこと、 生きたい世の中のこと、 演劇のこと

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おででこ

昨日、11/4、おででこ六ヶ月ワークショップがスタート!

お久しぶり再会のみなさんと、はじめましてのみなさんの、
キラキラとした瞳が眩しかったこと。

私にも経験がある。何かを自ら学びに行くときの、緊張と不安と、それを上回る期待。
新しい自分と出会いたい!きっと新たな何かを掴んでやるぞ!と言う、前向きでエネルギッシュな気持の高ぶりと、一抹の不安。だから分かる。受講者一人ひとりが、大なり小なり勇気を奮って、この日に臨んでいること。

まるで私自身を見ているようで、気持が引き締まる。

でも、気負っても仕方ない。私自身がこつこつと、長年の演劇生活の中で手にしてきたことを、誠実にみなさんに手渡すだけ。魔法は無い。それしか出来ない。そのうえで、私も試行錯誤を繰り返し、みなさんと実験と発見を積み重ねる六ヶ月にワクワクしましょう!

初日は素晴らしいスタートだった。

今回のメンバーは、かなりレベルと意識が高い。
良いワークショップに成るかどうかは、講師がどんなに頑張っても限界がある。
受講者相互が作る空気感。何かが生まれそうな、何かを宿すことが出来そうな、澄んだ柔らかい空気感。なんとなんと!そんな空気が初日から稽古場に充満しはじめていた。
理由ははっきりとしているけど、全部を言葉にするのは控えよう。

とにかく嬉しい。

よしよし。


今回のワークショップの一番の特色は、私以外にも講師が居る事。
11月は、塚本千代さんと私で、一回3時間のワークショップを、二コマに分けて構成してる。

「あらかると」でも見せてくれた、千代さんの見事なコメディエンヌぶり。
あの役作りの秘密を、彼女が惜しげもなく披露してくれています。
塚本さんの授業は良い~!本当に勉強に成りますよ~~!
昨日は受講者以上に、私が一番ノートを取っていたかも?

私のプログラムと、千代さんのプログラムもちょうど良いバランスです。
右脳と左脳と、身体と想像力と、自身の普段の常識をも、フルに使う三時間。

六ヶ月の旅は始まったばかりです。旅の道連れは多いほうが楽しいし、途中からの参加も大歓迎!途中下車だってあなた次第。あなた自身が楽しむことがまずは最初の一歩です!

ワークショップ詳細はおででこHPへ ↓
http://odedeko.sakura.ne.jp/


来週のワークショップが今から楽しみです。

「須川さんは何時でもエネルギッシュで元気を貰える」と言われるけど、
実は私もみなさんから元気を貰っているんだと思った。
このところ、「世間に適応している、意地悪で怯えた、レイシストな大人たち」の、薄汚いガンマー波に、ほとほとくたびれさせられていた私。

ソウリを筆頭に、政治家たちの劣化と、非知性的な言動にウンザリしてるけど、そんな政治家たちを生み出したのはこの国の普通の人々なわけで・・・いや~あのね、非理性的で非知性的なヘイト発言を、聞きたくも無い偏った差別発言を、日常のシーンで堂々と口にする輩がですね、みなさんの周りには増えてませんか?

この輩は、非知性的で非理性的なので、戒める言葉には耳を傾けません。
もちろん議論になんか成りません。
始めから理論なんか無いんだから。
言い放しで空気を汚すことに快感を覚えてる?
汚い言葉を投げ付けるテロリスト?

なんとも薄気味の悪い、居心地の悪さがひたひたと満ち始めてる日本社会。
日本人やばいだろ。
凄まじい勢いで劣化してないか。

演劇人を名乗るなら、
思考することと、
表現の自由は死守しなければと思うこの頃です。


 
 

演劇芸術はスポーツ競技と違って、勝負じゃないし競争じゃない。しかし本番日程が決まっている以上、お客様に見せるというゴールはやっぱりあって、そのゴールというか、締め切りに間に合わせるために、稽古期間は必死に本気で走り続ける。だからある意味ではやっぱり勝負をしているんだろうが、競争の相手は”誰か”ではなく”自分自身”になる。自分自身がどう感じているのか?出来上がったものに納得しているのか?自分自身が面白いと思っているのか?人に見せたいと思っているのか?もっと出来たかもしれないところを見逃してないか?諦めて手を抜かなかったか?

一役者としても、演出としても、どんな役割であろうと、その作品に関わった以上は、その幕が下りるまでは、そのとき自分が出来るかぎりの精一杯を果たしたいと、ただもうそれだけを思って生きるのが、私という人間の特徴らしい。

こうして言葉にすると、なんとも熱苦しい奴なのだが、沢山ギャランティが貰えるとか、超メジャーな企画だとか、大先生とのほにゃららとか、学生劇団と一緒だからとか、オトナならばそんな事情で切り分けて、俗世の事情を飲み込んで、作品創りという”お仕事”に取り掛かるのかもしれないが、私はその点超~駄目なオトナのようで、いざ創作が始まると、そんなオトナの事情はどうでもよくなって、今目の前にいる人たちと、ただもう本気で作品創りにとりかかり、自分の基準の甘さを最大の敵とした、勝負のゴングが鳴り響く。夢中で作品を形にして行く過程は、本気の真剣勝負なので、時には怪我もする。心から血も流れるし涙を流すことも出てくるだろう。

演出として責任を負うことが多くなった最近は、時々回りから「須川さんやり過ぎだよ~」と声が上がる。そんな声を聞くと、「そうなのかな?」「確かに違う方法があったかもしれないな?」とは思う。だから私も、もちろん未成熟な、道の半ばにあるから、反省して改善を目指すことはやぶさかではない。ただそれは全てが終わった後の事になる。だって、本番に向かう稽古場はいつでも、限られた様々な条件の中で、締め切が(本番が)迫っている圧迫感は、綺麗ごとではいられないプレッシャーだし、時には感情も剥き出される。そんななかで私は自身にも、キャストの皆にも、最善を尽くすことを求める。やらなくて、後で後悔して、ぐじぐじ愚痴を言って暮す人生ではなく、やり過ぎかもしれなかったと詫びる人生の方がよっぽどマシだと思っている。

さらに言えば、誰しもが成長の過程ならば、血を流しても、涙を流しても良いじゃないかとさえ思っている。成長期と実年齢とは関係ないとも思っている。完璧な人なんか一人もいないのだ。皆どこかへ向かう道の途中であるはずだ。好奇心に溢れ、心が若く、自分自身で思考する喜びを持ち、自分の命の終わりが来るその日までに、この世の真実に、少しでも迫りたいと願っているならば、きっと40歳代の私でも、70歳代の我が両親でも、さらに先輩の80歳代の人だって、成長期なんだと思う。それに、真剣に物事に向かうときには、出て来るものなんだ、涙も心の出血も。

人間は肉体的には脆い存在だけど、底知れない精神の強さを持っているのも確か。傷を負った後の皮膚は強くなるのも本当だし、涙も出血もいつか必ず止まる。出血の原因や涙の理由を、自分自身で整理できていれば(ここは大事なポイントだ)、その傷も涙も、自分自身の立ち姿をより強く美しくしてくれる、「精神的なインナーマッスル」に、必ず変化する。次に同じような壁にぶち当たったときには、今とは別人のように、信じられないほど楽々と、その壁を乗り越えることが出来る。いや多分、強く美しく、すっくと立てるようになった自分は、あのときの出血も、泣いたことも、とるに足らないことと、忘れているのかも知れない。

「はじめて憲法をかんがえるときのように」
アート × 演劇パフォーマンス 10/11・12 Ito・M・studio 10年祭企画。

無事に、大盛況のうちに終了しました。
須川は一部の演出と、出演者の一人として参加いたしました。
得がたい、貴重な体験と、素晴らしい未来を予感させる出会いが沢山ありました。出演者、スタッフ、関係者、お客様、すべての皆様に、心より御礼申し上げます。

10年祭企画は今後も、12月まで続きます。私は今後は10年祭実行委員の一人として後半戦の企画を支えたいと思っています。是非お運び下さい。

詳細はスタジオHPで http://ito-m-studio.com/


さて、ぼちぼち愛する”おででこ”の独自活動も再開します。
厳しくも楽しい、本物の、純度の高い作品創りを、おででこは今後も追及したいと思っています。
濁ってしまう自分の感性を他人のせいにしては成らない。
人は人によって傷つけられるけれど、人は人との出会いで成長するのもまた真理。

11月からはおででこ長期WSも開始です!
さて、どんな新たな出会いと、再会があるのか?おででこは来るもの拒まずですよ~
詳細は おででこHPへ http://odedeko.sakura.ne.jp/





 

明日の稽古に向け、今日は朝から構成台本作り。

知人の作家は、夜でないと集中できないらしいけど、私は断然午前中の方がはかどります。朝目が覚めたら飯も食わず、TVもつけず新聞も読まず、自分で入れたコーヒーだけを飲み、パソコンの前に座り、ここ数日、脳の中で巡っていたイメージをシーンにまとめ、書き言葉にしていく作業。第三者が読んでも理解して、さらに具現化できるような、方向性を持った言葉にして行く作業です。

のって来ると、飯も食わずにそのまま午後まで継続。ご飯を食べると胃に血液が行っちゃうから、もう~頭ぼんやりして駄目ね。

今日は捗りましたよ!

朝昼兼用ご飯を食べたのが14時。その時点でほぼ完成。
まあご飯と言っても、炊飯器に残っていたご飯を、鍋に入れて卵を落として、おじやにしたような猫まんまで、満腹にゃ~なりません。その後も引き続き文章を直したり、前後を入れ替えたりの推敲を重ね、印刷状況の確認もしたり(これが結構時間が掛かる)と、きっちり仕上がったのが19時過ぎ。

結局一日仕事になりましたが、満足な進捗です。や~れやれと秋刀魚の塩焼きと冷奴を肴に晩酌。こうしてブログを更新するほどの余裕と寛ぎの今夜です。
 
でも、
明日の稽古で実際やってみると、
又、色々問題が出てくるのでしょうね。

で、
やっぱり又直しが入ると・・・

で、
又稽古でやってみる・・・

で、
又・・・

そんな作業を続け、徐々に作品が立ち上がっていく。

最近私、芝居の稽古というと出てくる言葉があります。まあ、それは、

「粘り」 と 「忍耐」

なんですけどね。

粘って粘って忍耐強く、役者も演出も一緒になって、持てる能力も、アイデアも出し合って、キラリ光る真実を、ぼんやりしてると見逃すような、一瞬のきらめきを共に掴みに行くような稽古でなければ、良いもん出来ないっすよ!

お手軽に、ちょちょっと出来ちゃうようなさ、
本番の翌日には、別の作品の稽古に平気で入っていけるようなさ、
そんな入れ込み方では、何も成し遂げられないだろうと・・・。

いや、成し遂げてる方も居るのかも知れませんが、
少なくとも私は、もう出来ないな~と。

そんな入れ込み方でお客様が納得しちゃう程度の作品は、
もう~私には関係ないかな?と。

だから粘って粘って一緒に物創りするのが楽しい!て役者に出会いたいな。


で、今取り掛かっているのはこちら ↓

これは、Ito・M・スタジオ10年祭企画の第五弾。
お茶菓子とお茶がついて、その実費の500円だけチケット代として頂きます。

飲んで食べることは、生物である人間にとって、最も根源的なことです。そのあたりの意味も含有した、500円というお茶代(チケット代金)。創作過程も、生物としての人間の、最も根源的なところを見つめて捉えて、立体化していく作業です。

で、
お題は「日本国憲法」

はじめて憲法チラシ表はじめて憲法チラシ裏
Ito・M・Studio10年祭〜伊藤正次追悼〜 参加作品
『はじめて憲法を考えるときのように』

【会場】
Ito・M・Studio
東京都渋谷区西原3-28-3

【日程】
2014年10月11日(土)14時開演、18時開演
2014年10月12日(日)15時開演
*開場は開演30分前
*公演はパフォーマンスとトークを予定しております。

【チケット】
500円(お茶代)
*予約はいりません。当日直接お越し下さい。

【出演者】
弓手研平(洋画家、「日本国憲法の心を描く」全110作 作者)
樋浦勉
作戦会議、演劇実験ユニット おででこ、劇団ピアチェーレ
伊藤慶子 and more…


【公演内容】
土と水。大地の実りと人間の営み。欲と幸せ。
私たちは手に入れたのか、手放したのか。
愛するものと死にゆくもの。創造と破壊。
人間の虚と実が、日本国憲法の心をえがいた絵画とパフォーマンスを
映し鏡にして浮かび上がる。
――果たして、いま、私たちのいる世界はどこにあるのだろうか。

人間存在の根源を問いかける
憲法の絵から生まれる言葉とパフォーマンス。


【お問い合わせ】
はじめて憲法事務局



台風11号の後から、京都市右京区京北地区は大雨の1週間でした。
一帯は床上浸水も出て、土嚢を積む作業中に流されて亡くなった方も出ました。
ご冥福をお祈りします。

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両親の山小屋には直接被害はありませんでしたが、小屋へ繋がる唯一の道に沿って流れる川が大増水。激流に乗って運ばれるこんな根っこや岩で道がどんどん削られて、車は通行不可な幅に。


通行止め箇所の小屋側には軽トラを、街側には親戚から借りた軽自動車を置いて、道が削られた箇所は、徒歩と一輪車で人と物資を行き来させる作戦。
13日の朝、到着した私を待っていたのはそんな状況。一体ここは何処?アジアの山奥?アマゾンの密林?アフリカのどこかの国か?・・・



コープの配達の車も谷の入り口でストップ。食材を一輪車に乗せ変える父。

012
10日におででこ公演千秋楽のあと、片付けをとりあえず済ませ、12日夜高速バスで出発。
とにかくも公演の疲れを癒すのが最大の目的。待ちに待っていた帰省。

携帯電話もネットも無し、完全に情報遮断された小屋。緊急時の衛星電話は有るけど通話料が高いのでめったにオープンしない(爆)

小屋にはソーラーとディーゼルの自家発電。最小限の電化製品は、冷蔵庫と照明と衛星TV、他・・・。電磁波が極端に少ないのは確かで、おまけに小屋の横を流れる清流からは、24時間365日マイナスイオンを自動発生してくれる。

013
一日中川の音を聞きつつ、朝からビールを飲みつつ、ごろごろ昼寝する様を妄想しつつ、「この旅が待っているから頑張れ~!」と、自分を励まし、酷暑の稽古を耐えて来た。

これは本当。
しかし、今年はちょっと様子が違った。

大雨もそうだけど、14日の朝には姉と、姉の娘のお友達4人家族が二組到着。

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15日朝にはおででこ仲間、山谷さん、塚本さん、山下君、麦さん到着。

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048006普段は両親と、虫と、野生動物しか居ない静寂の山小屋は、15日の夜は17人もの大所帯に。

雨はますます激しく、子供たちは雨にうんざりしつつも釣りしたり、バーベキューしたり、キャンプファイヤーしたり、花火したり、喧嘩したり泣いたり叫んだり・・・



オオサンショウウオを発見したり。






002大人たちも
食って
飲んで
酔って
火をおこして・・・017
















006この春父が手作りしたかまどが大活躍!



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母のレシピ。山で取れた山椒入りのパウンドケーキ。




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薪の火加減もどうに入ってきた。







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パウンド美味!














16日は京都、五山の送り火。

013わざわざ東京から来たお客人に、ちっとは京都らしい風情を感じて欲しい。

大雨の中市内に向かうと、市中はほとんど雨が上がっている・・・

恐るべし山の天候。

車で一時間もしない距離でこの違い。
無事に山焼きを鑑賞。

そして皆が帰ったその後、やっと晴天が覗いた。なんだか変なお天気。

オオサンショウウオの祟りか?
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山の天候は変わりやすい。
大慌てで大量の洗濯物と、布団を干す。






静けさの戻った山。008





親子三人で七輪で焼いたシシャモの朝飯 。002








父、母、お疲れ様でした!
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月曜の朝5:30、
下北沢の路上にはまだ人影がほとんどない。

台風一過の風は爽やかで、
雲ひとつ無い空は今日も暑くなりそうな予感。

地下居酒屋での打ち上げの二次会後、
疲労と睡魔でぐったり重たい体と、公演で使った衣装や小道具が入った、事実重たいバッグを引きずり、駅へ向かうぼろぼろの集団。

駅前で去っていく彼の笑顔。

駅構内では、それぞれの乗り場へ。
大きな背中を丸めて首をぴょこりと下げる彼。
大きく手を振るあのこ。

反対方向の電車に一人で乗り込んだ先輩は、
最敬礼にてみんなで見送る。

新宿方向に乗り込んだのは7人。
代々木上原では、混乱からなかなか抜け出せなかった彼女と、初舞台美術に挑戦した彼が地下鉄に。

新宿では、いよいよみんなにさよなら。

小さな身体に似合わぬ彼女の力強い握手。
稽古場で涙をこぼした彼女とはがっちりとハグ。
すっかり目力がついた彼とは目でうなずき合う。
そんな様子を解説するうるさくて気の良いあいつ。

一人きりで山手線に乗り込む。
池袋から川越に向かう。

最寄り駅に着いたのは7:15。
自転車置き場のおじさんに「朝帰りか?」と声を掛けられる。
自転車に乗らないくせに、このおじさんとの挨拶は日課。

キャスト総勢14人。
スタッフと、日替わりの制作の手伝いを入れると20名を超えるチーム。

さよならさよなら、また会う日まで

有難うみんな! I love you all!

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Ito・Mスタジオ10年祭~伊藤正次追悼~
おででこ第六回公演「あ・ら・かると岸田國士」
全日程終了しました。沢山のご来場感謝!

 














 

昨日8/6、おででこ第六回公演「あ・ら・かると岸田國士」初日。
スタートを切りました!

8/1に小屋入り、建て込み、そして終日のリハ、前日にゲネ二本・・・
出演者一同へっとへとで迎えた、昨日の初日も二回公演!

みんな私のこと鬼だと思ってるだろうなって、分かってはいるんです。
とにかく皆のがんばりに頭が下がります。

ひとえにこの鬼の願いは、お客様に喜んで欲しいからですが・・・
願いは届いたようで、昨日は何人ものお客様が、終演後に私に握手を求めつつ、

「不思議に揺さぶられたよ~」
「なんでか分からないけど良い時間だった~」
「おしゃれだな~」

と、
このはっきりとコメントし辛いけど、なんかね~良いのよね~っていう感じは、おででこ公演の良い時のパターンなんですが、
今回もその良い感じのスパイラルが、初日から渦巻いてるようです。

鬼嬉しい~~!

今回のセットの一部をちょっと公開。
何故に本がぶら下がってるのか?その意味は深遠であるようでシンプルなのです。是非劇場でお確かめ下さい。 


006 

と叫んでるかどうかは別にして、この時期は苦し~い稽古です。

8/6初日「あ・ら・かると岸田國士」まで、もう実質二週間!ひゃ~~!と、焦ってもしょうがない。一つ一つ問題点をクリアーにして、改善していくしか有りません。
演劇芸術とは、繊細な感性でキャッチしたものを、大胆に行動にうつして、実際的に積み重ねていく作業です。
見て、感じて、考えて、動いて、修正して、又見てみる。何処までも「動詞」の作業です。稽古とは、まさにその繰り返し。

精神論なんかだけでは出来ません。集中することも技術。感性も日々の生き方で磨けます。あらゆることに興味を持って、子供のような好奇心で日々を生きてないと、すぐに感性は鈍る。役者は人間研究の、人間社会研究の専門家です。他人に興味はないのに、自分にしか興味が無いのに役者をやろうとする人が時々居るけど、遅かれ早かれ間違いに気付いて、本人が認識を変えるか、辞めて行きます。

つまり、生まれつき出来る役者なんか居ないのです。みんなみんなみんな、何十年も続けている役者はみんな、自身の認識の間違いに気付いた時を本当のスタートとして、本気の修行を始めた経験を持っています。

えらそうに書いてる私だってありますよ、顔から火が出るような恥ずかしい思い。数え切れないほど何度も落ち込んできたし、情けなくて悔しくて打ちのめされて、稽古中に不覚にも涙を流したこともある。

でも、本当に情けないってのは、本当に悔しいってのは、誰かさんと比べてどうとかではなくて、自分が何かが出来なかったことよりも、自分自身がまだまだガキだな~とか、自立してないな~とか、薄っぺらい思考のぺらぺらの人間だな~と突きつけられた時だったかな?

だから、どん底にまで落ち込んだときは涙も出ないのね。ただ寝ながらがりがり歯軋りしてたらしいね~悔しかったんだろうね・・・でもさ、本当の底に落ちたなら、後は上がるしかないからラッキーなんだよ

私個人的には楽しいことが好きですし、人を笑かすのが好きですし、酒飲んで馬鹿話してるときは最高に愉快です。人間にとって優しさこそが一番の美徳だとも思います。

しかし、次元の低い傷のなめ合い、いたわり合いは、本当の優しさとは全く違います。事実を指摘するって、痛い苦言だったりします。人に向けた指摘は常にブーメランのように自分に戻って来ますから、皆自分が傷つきたくないから言わずにいることが多いです。でもそんな集団では何も生み出せません。

私にとって演劇とは、観客に最高のプレゼントを届ける事で、最高のプレゼントを生み出すのは簡単なことではなく、難しいことです。

何かを生み出すことが出来るグループは、難しいことを皆で乗り越えるための、本当の励まし合いを知っています。個々の役者は一国一城の主であり、その集団にとっては欠かせないパーツでもあります。なぜ今自分がそこに居るのかを自覚して、自分に出来ることを見つけて大胆に行動に移せる。

血の通った、すぐれた脳と、豊かな感性を持ったパーツの集まりが、最高の集団!

だから話はそれますけど、昨今のロボット演劇なんてさ・・・
無人の爆撃機と同じくらい殺伐として不毛で気持ち悪いんだけどな・・・

みたいな事や、あんな事やこんな事を、
昨日の稽古帰り、ビールを飲みつつホルモンを焼きつつ、
どん底に落ちた経験を持つ女優三人と語った。

今回はおででこ初参加のメンバーが半数以上。初参加だからどうと言うよりは、個々が今まで関わってきた作品や、学んだ場所など十人十色で、それぞれが、それぞれなりの段階に位置している人たち。

おででこのやっている創作方法が特別どうと言うことは無いと思います。ある意味大変にオーソドックスです。ただ私が役者出身の演出なので、役者が個々でやって置くべき仕事がやってあるかどうかはすぐ分かる。その仕事をせずに稽古場に来てしまっている役者は、その人が怠けてるというよりは、やるべき事を知らないのだろう。知らないなら教えるしかない。本気で教えるから、本気で取り組んでくれよ!だったら本番までに間に合うよ!と励ますしかない。

去年に続き今年も岸田國士作品。
以前も書いたが、岸田戯曲はト書きが少ない。
人物の感情を特定するような!マークとか、( )内によく書かれる、笑うとか泣くとかの指示も極端に少ない。
おまけに説明的な台詞が少なく、一読すると何を言わんとしてるのか分からないような、実に何気ない会話だったりする。その裏には沢山の意味と感情が内包されてる何気ない言葉

日本語でしゃべるタレントが出てくるTV番組に、日本語で字幕が付くようなバラエティーを、漫然と見ている現在の普通の日本人役者には難しい戯曲だと思う。

挑戦だよ~とにかく読んで読んで読んで、想像して連想して、苦しんで、役者個々がその人物を見つけるしかない。胆力でもって乗り越える夏ですぜ!みなさま~




Ito・M・Studio 10年祭〜伊藤正次追悼〜参加作品


「あ・ら・かると岸田國士」

原作 岸田國士

構成・演出 須川弥香

雅俗貧困譜ー昭和10年、是名優哉ー昭和4年、軌道ー大正15年。
約百年前に書かれた、岸田戯曲の三本を、全くの独断でチョイスして、ちょっとミックスしてみた。
時代は日中戦争突入前。今と同じく、人々は金に振り回され、それでもひたむきに生きている。
借用者、資本、取り立て、借金、利息、差し押さえ…、今も使われ続けている、金にまつわる味気ない単語たち。
でも何故か、岸田戯曲の人物たちの口から出ると、いささか牧歌的な響きと、知恵と品と、照れが表れるから面白い金よりも大切なものがあることを、日本人全体が知っていた、懐かしい時代のお話し。

「それ見給え、世間はみんな困っている!」


出演 山谷勝巳、神戸誠治、塚本千代、山下潤、野口清和
、知野三加子、森山裕子(Wキャスト◆)、安藤繭子(Wキャスト◇)、前原滉、丸子聡美、松尾武志、山田隆史、今井寛大、須川弥香

料金 前売り券2,800円、当日券 3,200円 

日時
8月6日(水)14:00◇/19:30◆
8月7日(木)19:30◇
8月8日(金)14:00◆/19:30◇
8月9日(土)14:00◇/19:00◆
8月10日(日)15:00◆
※ダブルキャスト◆森山裕子・◇安藤繭子

おででこHP→ http://odedeko.sakura.ne.jp/
Ito・M・Studio 10年祭公式サイト→
 http://ito-m-studio.com/10nensai/index.html

【舞台スタッフ】高木祐典+チーム高木
【舞台美術】根本大愛
【宣伝美術】水野悦、八木美乃(Studio Cue Inc.)
【制作】磯見美麦之
【協力】(株)アイ・ドルフィン、エビス大黒舎、ヴォイスガレージ

 

・一内閣の、雇われ総理大臣が、頭がどうかしたのか、まるでこの国の王であるかのように勘違いして、法治国家日本の、最高法規である「憲法」の解釈を勝手に変えた日。


公明党が、平和の党であることよりも、与党であることを選んだ日。
他国に向けられた刃の前に、自ら飛び込んで切られ役を買って出る、「集団的自衛権」成るものを認めてしまった。他国は「え~!あなたを切りつけたんじゃないのに何で飛び込んでくるよ?!」と驚くだろうし、日本の自衛隊員は、日本の自衛の為の存在なのに、今後は日本が攻められてもいない戦争で死ぬこともあるって、明確に方針転換したってことだ。


・今の内閣の顔ぶれと名前を記憶しておこう思った日。
・この人たちを憲法98条、99条違反で訴えるしかないと本気で思い始めた日。

 
・そんな本気の怒りを抱えつつ、イタリア帰りのオペラ歌手Nさんと、昼から生ビールを喰らった日。
 

・7/2から始まる、おででこ第六回公演の稽古開始の前日。軽い緊張と上回るわくわく感。
チケット発売開始日。前売り2800円、沢山のご予約お待ちしております。


今回のチラシデザインも、スタジオQ、水野悦さん。 本当~に素敵です!
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