Sugawa Mika のブログ

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珍道中です in Turkey

関空からカタール航空でドーハに着、3時間ほど乗り継ぎのため空港内に待機。
カタール航空のアテンダントは美人揃いでした。

ここは紛れもないイスラム教圏。全身をブルカで包んだ女性が沢山。


ドーハ国際航空はこじんまりとして清潔です。

間もなくイスタンブールに向け出発~
と…書きかけのままバタバタと投稿出来ず、

私は既に今、カッパドキアに来ています。

こちら未だ朝の5時30、気球ツアーを待ってますが、この地には珍しく、今朝は雨。天気が回復するのを待ってるところです。


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8日の夕方関空に戻ってきました。そのまま京都の両親宅で一泊し、昨日の夜に京都から川越行きの夜行バスに乗り、今朝我が家に帰ってきました。
日本はすでに梅雨も空けて凄まじい暑さじゃないですか!時差ぼけでくたびれ切った身体には骨身に沁みます
携帯からのブログアップは、海外からだと異常にパケット代がかかるようで、ちょっと恐ろしくなり辞めてしまいましたが、時すでに遅く、さっき請求金額確定案内を見て、私ほとんど気絶しそうです

後追いになりましたが何回かに分けて、旅の写真を少しずつアップしますね。

ヨーロッパとアジアの架け橋。ボスボラス大橋
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今回のトルコ旅行は、ホテルや旅行関係の仕事を一族でやっている、トルコ人の友人が招待してくれたもの。母と私の二人だけの個人旅行でした。
いや~なんというか・・・盛り沢山の旅でした。友人のお陰でツアーでは体験できない、素顔のトルコの一端に触れてきましたよ。肝を冷やすトラブルもあったりして・・・齢70歳になる母は日本語しか話しませんし・・・私は必死でつたない英語を話し、だけど普通に生活している人はトルコ語しか理解出来ないんです。その点は日本と一緒。

6/27日 12時半イスタンブールに着。
友人の話だと、アタテュルク国際空港の到着ゲートに、誰かが迎えに来ているということだったのですが、それらしい人はおらず、友人に電話をすると「あれ~?」てな感じ折り返しの電話によると、5分以内に誰かが迎えに行くから待っててとの事。それから待つ事15分、一人の若いトルコ人男性が現れました。手にはMIKA SUGAWA と書いた紙が。彼はあんまり英語が上手ではありませんが、国際線ではなくて、国内線の到着ゲートで待ってたんだと言うことを、申し訳なさそうに話します。
おいおい大丈夫か~

彼に連れられて車へ、彼とはここでお別れ。今度は埃だらけの車に載せられホテルへ向かいます。この運転手運転中携帯電話でけんか腰に話し続けてます。電話の向こうから女性の金切り声が聞こえます。電話しながらも時々対向車になんか毒づいたり、無遠慮にクラクション鳴らしたり・・・本当にこの人見るからに短気。しかし何かこの光景と喧騒まるで高度成長期の日本みたい。路面電車も走る旧市街の中、結構な交通量です。

ヨーロッパ側からアジア側(新市街)を見た風景。高層ビルの建設ラッシュ。
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チェックインの後シャワーを浴びて一服。このturvanホテル、お世辞にも綺麗とはいえません。ほんとにお安いビジネスホテルってな感じです。DSCN2378フロントのおじさんにホテルの場所を地図に書いてもらい、ホテル周辺の事を質問してみます。必死に英語を聞き取ろうとするせいか、私相手の目をがん見していたらしく、おじさん頬を赤らめながら「あなたの目を見ていると催眠術に掛かりそうだよ」なんていい始めます。「僕がプライベートガイドになるよ」なんて・・・私の視線はトルコ人にとっても強すぎるようで逆なんぱと受取られかねず・・・いやいやトルコの人は本当に冗談が大好き。そしてにイタリア人並みに女性に対するリップサービスが出来るんです

さてトルコ第一日目、二人で散歩に出ました。





6本の塔を持つブルーモスク(スルタンアフメットジャーミー)
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ホテルはスルタンアフメット地区にあるので、歩ける距離に、ブルーモスク、アヤソフィア博物館、トプカプ宮殿、グランバザールなど、イスタンブール観光の見所が沢山あった。
まずは道幅一杯に走ってくる路面電車「トラム」の線路に沿って歩く。道の両側にはみやげ物屋、オープンレストラン、カーペット屋、ボトルショップが途切れなく続く。初めての国、初めての街、初めての人々、浮き立つ私の心。すっかり自分の顔がゆるんで半笑いになっているのが分る。店先には必ず店員が立って、あるいは座って通行人に目を向けている。「アニハセヨ!」と声をかけてくる。どうやら韓国人に見られたらしい。こちらの反応がないと、「where are you from?」と聞いてくる。「Japan」と答えると、「あ~ごめんなさい こんにちわ!元気?」と調子がいい。人も街も雑貨も雰囲気があってエキゾチック。本当は足を止めてじっくりと眺めたい、使い道も分らない雑貨の数々。でも、地球の歩き方にも書いてあるアドバイス。「初日の買い物は控えたほうがいい、物価や物の値段を知ってから買い物するべし」の言葉に従う。

何だろう・・・この街。人は多い、車も走る、路面電車には轢かれそうになる。でもなんか静かなんだな、そう、機械的な音が極めて少ないのだ。日本のショッピングセンターや家電量販店なんかで、客引きの為に流されるテーマソング的なものが一切ない。その代わり、人が人の言葉で、人の目を見て話しかけてくる。そして町中に響くイスラムの祈りを呼びかける声は、朝は4時から夜は22時まで一日に何度か流れる。

DSCN2300若いトルコ人が話しかけてきた。最初は英語で「you lost?」道に迷ったのか?と聞いてくる。日本人の彼女を連れている。おじさんのじゅうたん屋を一緒に手伝ってるとの事。実は彼日本語ぺらぺら。彼女は彼女じゃなくて、そのお店で働いてるとの事。今日日本から着いたばかりだというと、ウェルカムチャイを御馳走したいと言われ、彼らのお店に連れて行かれた。このチャイ、いわゆるDSCN2420トルコ式紅茶は、その後もトルコ人から何度も頂いた。ふらっと入ったお土産屋さんで、散歩の途中日陰で涼んでいる時や長距離バスの中で、普通の市民が異国から来た私達にチャイやジュースや果物などを振舞ってくれた。後でトルコ人の友人に聞いたら、それは当たり前ですよ、だって。私達はそうしてきましたよ、だって。極東の島国根性では計り知れない、懐の深さを感じるトルコ人のホスピタリティー。





このじゅうたん屋さん、綺麗な三階建てのビルで、羽振りがよさそう。壁には所狭しと高級そうな絨毯が掛けられ、三階からは海が望めるなかなかの眺望。DSCN2297一階では既に、日本人の年配のご夫婦がチャイを前に座り、トルコ人の彼のおじさん=社長、が接待されてます。このおじさんも日本語ぺらぺら、面白いのは今どきの日本の若者も知らないような諺って言うか、格言めいた言葉なんかも交えて喋るのね。

私 「もうかりまっか?」
おじさん 「ぼちぼちでんな」

本当に完璧です。

余りにも巧みな日本語に、このお店、街で出会う日本人旅行者を片っ端からお店に連れて来て、チャイを振舞って、そして・・・?なんて妄想が広がります。そう言えば「地球の歩き方」に、親切にした挙句、高級品を売りつける被害が多数出てる。と注意書きが有った事を思い出したりして・・・

「地球の歩き方」って良いガイドブックですよね?私も海外旅行に行くときは毎回参考にさせて頂いてます。常に新鮮な情報を収集してるし、個人旅行者の投稿も反映させたりしてます。でも、やっぱりそれはあくまで参考意見。
旅先で親切にされ、楽しいひと時を過ごし、どうせどこかでお土産を買うならそのお店で買おうと思う。そんな気持ちからのお買い物は、気持ちの良いお買い物。それが後から調べたら他店より高かったから騙された!と言ってしまうのは・・・
その時の心和んだ自分自身まで否定するような気がしない?なんか寂しいな~と・・・彼らだって商売して生活してるわけだし。中にはもっと深刻なケースも有るらしいので注意する事は必要だけど、騙されないぞ!ってあまりにも心を硬くしてしまうと、折角の異文化交流が楽しくなくなってしまうじゃないですか。
やっぱり何事も自分の感性を信じてあげて、自分の決定を自分が支持してあげる。これですよ。その結果がちょっと残念な事になっても、自分はその時そうしたかったからそうしたんだと、そうがっかりしないでさ。

てな訳で、私達は新鮮な果物までご馳走になり、チャイを二杯もお代わりして、何もお買い物をしないまますっかり長居。「そろそろおいとまします」というと、おじさん「もっと早く帰るかと思ったよ」だって
名刺を頂き、「旅先で困ったらいつでも電話してください」「帰国前にイスタンブールに戻るならランチをご一緒しましょう」などと親切に言って頂きました。

さて、イスタンブール散策再開。ホテルを出てすぐ彼らに声をかけられたので、私達まだ何処も見てないし・・・
母と二人、ブルーモスクの方向に向かって歩きます。ブルーモスクの正面には居心地のよさそうなオープンカフェ。するとそのカフェから一人のトルコ人男性が飛び出してきて、「お母さん、お母さん、ブルーモスクは見ましたか?」と、これまた流暢な日本語で母に話しかけてきます。「見てないなら僕が中を案内しましょう」「僕の名前はK・・・です。ブルーモスクの本当の名前知ってますか?これはね・・・」

え~~又~~ 唖然と顔を見合わせる私達。この街は・・・
さっきのじゅうたん屋を出て10分経ってないし。
彼は強引に私達のガイドに成ってしまいました

ブルーモスクの内部です。DSCN2307
強引にかって出ただけあって、K氏のガイドぶりは慣れたものです。
「ブルーモスクはいわゆるあだ名ですね。本当の名前はスルタンアフメットジャーミーと言います。スルタンアフメット1世が、向かいにあるアヤソフィアより立派な建物を作りたくて、建築家の○○に命じました。塔が6本あるモスクは大変珍しいですよ・・・天井から下げられている鉄棒の途中にはガチョウの卵がつけられています。蜘蛛が這い上がって蜘蛛の巣を張らないためにですね、ガチョウの卵はくさ~いですから蜘蛛も寄り付かないのです・・・」
結構面白い話を流暢な日本語でよどみなく話します。この人しょっちゅう日本人相手にガイドしてますなDSCN2301

私、元々お寺とか好きなんです。多分幾百年にも渡って、庶民が日々の生活の素朴な祈りや願いを唱えてきた場所と言うのは、ただそれだけで何だかちょっと切なくて、静かで謙虚で、おおらかで、反面厳しく恐かったり・・・。それに祈りの場は、その国、その宗教独特の美的感性が詰まっていて、芸術的にも興味深い。Fijiに行った時も、インド人のホームステイ家族にヒンドゥー教寺院に連れて行って貰った。その日は朝から野菜だけ食べて体を清め、彼らと一緒に裸足で寺院の周りを三周回った事を思い出す。3と言う数字が割りとポイントで、そのお参りの方法は日本の仏教スタイルにとても近かった。
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このイスラム教の祈りの場は、天井が高くて、窓が沢山あって、日が燦燦と降り注ぎ開放的。日本のお寺の暗く湿った感じとは対照的です。夕方の日が差し込む堂内は、まるで白い靄がかかっているよう。K氏によると、明け方の日が差し込む堂内は、そのあだ名のごとく、青味がかって一際美しいらしい。

K氏、なかなかの博学で本当に日本語が上手い。その事について褒めると、「私は努力しました。私は自国の歴史と宗教に誇りを持っていますから、皆さんに正しくそれを伝えたいですね」とはっきりと言う。いやいやそれほどでも・・・なんて日本人みたいに照れません。
DSCN2304イスラム教のジャーミーに欠かすことが出来ない三つのもの、メッカの方向を指す表示と預言者が立つ階段と、椅子。DSCN2305












「学校は大嫌いでしたから、母が行けと言いましたが行きませんでした。父が早く亡くなったので苦労しましたが、私自分で勉強しました。私は世界中に友人が居ます。」
絨毯に座り込んで、母を相手に身の上話を始めるK氏。「そうなの、偉いわね~」と母。 何だかおかしな光景です
「この近くに私はお店を持っています。チャイをご馳走したいので行きましょう。」顔を見合わせる母と私、「やっぱり来た~!」

かくして我々はK氏のお店で本日二度目のウェルカムチャイを頂き、絨毯やトルコ石などを見せられ、K氏はセラミックの大皿を指ではじいて、「この音は本物だという音です」とご満悦。ところでこのお店の店員さん、K氏をはじめ、皆結構イケ面でスマート。奥さんが日本人だという20代のトルコ人青年、母の傍にかしずき、これまた流暢な日本語でソフトに話しかけてます。私達が何も買う気がないことがわかると、無理に勧める事はしません。どこぞのアジアの国の免税店みたいに、ちッ!なんて舌打ちしたりしません。
このお店、芸人の布川も訪れた事があるとかで写真を見せてくれます。芳名帳には日本人の書き込みが沢~山。私も書いてくださいといわれ名前と連絡先を残し・・・「明日も案内したいです」とK氏は熱心ですが、明日はボスボラス海峡クルーズの後、夜行バスでカッパドキアに向かうと言うと、「夜行バスはお母さんには疲れますよ?大丈夫?」「4時間ごとにトイレ休憩があります、貴重品はかならず持って行ってね」「本当に気を付けてね悪い人も居ますから、困ったら電話してくださいね」と連絡先を教えられ、「何時イスタンブールに戻りますか?私あなたが気に入りました、美味しいワインをご馳走したい」といつの間にか口説き?に入ってます 「気をつけるのはあんたにじゃないの?」と内心突っ込み入れる私。
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このお店、いわゆるイケ面商法、キャチセールスだと思うんだよね。でもガリガリ売ろうとしないところが結構上手いし、日本の小金持ちのマダ~ムなら、どうせ買うならイケ面から買おうとほだされちゃうかも

お店を出ると、八時前なのにまだ明るい。ブルーモスクがライトアップするとの事なので日暮れを待つことに。トルコ第一日目のディナーはブルーモスクの前にあるオープンカフェでケバブを頂きました。パンとスープが旨い。
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母と娘の珍道中、トルコ第一日目の夜が暮れて行きます。

DSCN2330ボスボラス海峡クルーズツアー。

このツアーはホテルフロントのおじさんから買いました。
朝ホテルにバスが迎えに来ます。




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ドルマバフチェ宮殿
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DSCN2322クルーズ最高!

海から見るイスタンブールも美しかった~












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ルメリ・ヒサル













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ボスボラス海峡大橋
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学校・・・多分
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ガラタ塔
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いたるところにジャーミーが・・・
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このツアーは午前中一杯クルーズを楽しみ、ランチはトルコ料理のレストランへ、午後からは徒歩でいくつかの名所をめぐる夕方までのツアーです。
ツアー客は本当に多国籍。船の中ではヨルダン出身でサウジアラビア在住だという母娘三人とちょっとおしゃべり。お互いにカメラのシャッターを押し合った。お姉ちゃんのほうは、「日本人に会うのは初めて~!」と、何故か目を輝かせてます。アラビア人のカップルはおそらく新婚旅行なのかな?それはもう~熱々なの腕組んでピースしてあっちこっちで写真を取り巻くって・・・でも彼女、全身真っ黒ブルカを纏って目しか出てない・・・日本人の私にとってはかなり不思議な光景だけど、きっと熱々の二人には目だけで十分なんだろうね
ランチでお隣に座った年配のイタリア人男性お二人とおしゃべり。お互い母国語ではない英語でのコミュニケーション。きっと彼らも英語はそんなに得意じゃないのね、私の下手なイングリッシュを辛抱強く聞いてくれます。トルコはヨーロッパとアジア、更にはアラビア半島、その先のアフリカ大陸への通り道になってる事を改めて実感。
ガイドは全て英語、私の貧しいヒアリング力では50%以上聞き取れませ~ん。母は日本語しか話さないからほぼ100パーセントでもそれで良いのです。海外旅行の最大の楽しみは、実際その場に立って生身の肉体が感じるままに感じさせる事。名所旧跡の詳細は後から地球の歩き方を読めばいいのよ。言葉が出来なくても、目が合ったらにっこり微笑む。笑顔こそは国境も言語も越えるシンプルかつ最強のコミュニケーションツール。機嫌の良い人の側にいると回りも幸せになるってのは世界共通ですね

午後からはドルマ・バフチェ宮殿の中を見学。
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高台にあるピエール・ロティのチャイハーネへ。
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ツアーにお約束のショッピングタイム。このツアーでは革製品の専門店へ連れて行かれました。入り口ではお店の女性がガイドに「give me good day」と囁いてます・・・その辺の事情は何処の国も同じなのね~。先ずは真ん中にステージのある場所に案内されチャイが振舞われ、極めてトルコ~な音楽に乗せてファッションショーが始まります。モデルは、髭が濃くて彫りが深くてがたいの良いトルコ~なハンサムさんが二人、華やかな美人さんと庶民的な美人さんと小太りな美人さん、そして多分8歳くらいの女の子。この子さ、ポーズを決めてるんだけどなんだか楽しくなさそう・・・リハーサルで大人達にどんな事言われてるんだろうと想像するとどうにも力の抜けた笑いがこみ上げてくる私です

このツアー最後はそれぞれの降りたいところで降ろしてくれます。私達はホテルに戻り、バッグを持って長距離バスターミナル(オトガル)へ。今夜の夜行バスでカッパドキア向かいます。


バスからの風景、ひまわり。
DSCN2395トルコの長距離バスは、鉄道よりも安全で時間に正確で信頼が置けるとのこと。日本とは認識が逆で面白い
私達の今回の旅行のテーマの一つ「お金をなるべくかけない」為に、トルコ国内の移動はバスを使う事にしました。イスタンブールの長距離バスターミナル、「エセンレル・オトガル」にタクシーで向かいます。ここには、トルコ全土に向かう長距離バスが集まってて、中心にはターミナルを一周する道路があり、道路に向かって無数のバス会社のオフィスが並んでます。そのオフィスの裏口すぐ、結構な至近距離に大型バスがフロントをこちらに向けて止まってます。要するにターミナルの中心から道路、歩道、オフィス、バスと外側に放射状に広がってゆく作り。ちょっとした球場くらいは有りそうな結構な広さです。

私達が使ったのはMETROという大手バス会社。だけどMETROの看板があっちこっちに散らばってて、行き先によってオフィスが違うようです。トルコはトルコ語の国ローマ字を採用してるから、そのまま読めば発音は出来るけど意味が分りません。バスは庶民の足のせいか英語の表記がほとんど無いんです。タクシーの運転手さんがカッパドキア行きのオフィスを確認してくれ、無事目指すオフィスに横付け。METROのスタッフがすぐに近づいて来てタクシー運転手とトルコ語で何か話し「O~K~任せなさい~」みたいな事を笑顔で私達にトルコ語で言います私達のトランクを引っ張り歩き出す彼に、英語で質問してみますが彼はトルコ語で答えるから何だか分らないけど、親切なのは確かです。混雑しているオフィスの中を抜け、カウンターらしき場所も抜け、オフィスの裏側に出ると大型バスの顔がでん!と並んで、ここもまた凄い人。
手荷物倉庫で彼は別のスタッフにトルコ語で何か伝え、私達のトランクを渡し、担当さんは「ジャポンか?」なんて笑顔。そして札を二つ渡されます。「これでOK~よ。二階に喫茶室があるから、出発までチャイを飲んで休んでなさい。後はもうピュ―と運ばれて、no problem・・・」みたいな事を身振り手ぶりとトルコ語で言います。この人にも英語で質問するけど、困った顔で「英語出来ないな~~」と言います。トルコ語で。

なんか・・・
もういいか~って気分になる私一応札も貰ったし、何か親切だし、二階で休んでろって言うから休んでるか・・・
昨日イスタンブールに着いたばかりで、今日も朝から終日ボスボラスクルーズだったし、異国での緊張と英語での会話に、脳もいい加減疲れて思考停止です。

今夜は夜行バスで車中泊。出発までにはまだ3時間近くあります。二階の休憩所で、羊肉の赤いハム(イスラム教徒は豚を食べない)とチーズと野菜が沢山入ったトルコスタイルのサンドイッチ(マヨネーズは使わず基本塩コショウのみ)で夕食を済ませ、トイレで化粧を落とし歯磨きをし、暫し心身をぐったりさせます。
発車20分前に一階のオフィスに降りて行くと、さっきにもまして人が溢れてます。バスが止まっているオフィスの裏手も喧騒と混雑!どのバスが私達の乗るバスなのか?・・・バスのフロントガラスには電光掲示板が出てるけど、やっぱりトルコ語の表記だから分かんないよ~と振りると、母が居ませんもお~~~と一気にぐったりしつつ、オフィスの中にとって返すと、緊張で強張った表情の母がおろおろと・・・

以下京都弁で、
私「お母~さん何してんの!?」
母「いや~もう~はぐれてしもてどうしょうかと思たわ!」
私「なんで付いて来てくれへんの~?」
母「そやしさっきんとこに行ったんやんか」
私「あたしもそこに行ってたわ~」

と、意味の無い応酬・・・しかし出発時間が迫ってますから気持ちが焦ります。バスの周辺に居る人には一切英語が通じないので、とにかくカウンターに行くと、カウンターでも「英語が出来るのはあいつだけだからあいつに聞け」とたらい回し・・・すったもんだの末何とかバスに乗車。やれやれです

バスには、各座席ごとにヘッドフォンと液晶画面がついてて飛行機みたい。軽食とドリンクのサービスも出ます。
トイレ休憩に道の駅みたいな所に何度か止まります。トルコの公衆トイレはほぼ有料。0.5~1トルコリラくらいです。いわゆる夜行バスですから、寝心地は特別よくは有りませんが一気に疲れが出て熟睡。

朝、カッパドキアに一番近い大きな市、ネブシェヒルのオトガル到着前にはコーヒーかお茶が振舞われ、レモンの香りがさわやかなオーデコロンを両手に一杯注いでくれます。友人からは、「ギョレメ」までの直通バスなので、ネブシェヒルで降りないようにと言われてたのに、何故か乗客全員バスを降りて行きます。

母「降りんのかな?」
私「いや?降りたらあかんて言うてたんやけど・・・」
母「皆降りていくえ?」
私「う~んちょっと待って!」

外を見ると、METROと書かれたマイクロバスが何台か止まってます。地球の歩き方に、「大きなオトガルで一旦乗り変えて、最終目的地までは別のバスで運ばれた」と、読者の投稿があった事を思い出してると、乗務員から「降りて降りて」と身ぶりで催促されます。外は人がごった返してます。METROのスタッフ以外は皆ラフなかっこうしてるから、乗客なのか何者なのかよくわかりません。「バスを降りたとたんに色んな旅行会社が声をかけてくる」と、地球の歩き方に書いてあった事を思い出します。
「何処行くんだ」と誰か。
「ギョレメ行きたいんだ」と私。
「ギョレメ行きはあれだ」と一台のバスを指差され、トランクを受取りにバスの反対側に回り、乗務員に札を渡すと・・・
「あ~これは違うよ」と札を返されます。
「はあ~」 
中には確かに私達のトランクはありません。
「WHYと一瞬にして血の気が引いていく私。
小太りのトルコ人男性が流暢な日本語で「あなたの荷物はイスタンブールだよ、この札は違うんだよ」
「なんで? NO ONE EXPLAINED だったよ~
と日本語と英語がごちゃごちゃの私は、白くなって行く頭で、はて?ここは一体カッパドキアなのかしらん?なんて思考が渦巻きます。
と、隣で「娘は~英語が~読めますよ!」と、誰に向かって言ってるのか?齢70の母も日本語で絶叫気味です

どうやら私達ここに来て、
この旅行最大のトラブルに遭遇したらしい・・・です

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