喉元をぎゅっと押さえつけられたような、

窒息感、不快感。

仕方ない。つまりはこの感覚が「今の日本」なんだから。

あ~苦しい。


被抑圧者の為の演劇=フォーラムシアター。
南米ブラジル、1970年代、軍事政権下、
アウグスト・ボアールが創始者。
捉えられ、拷問され、長くヨーロッパに亡命していた。
晩年はその為に膝がすっかり壊れて杖を突いていたそうだ。

非暴力で対話を促す手法。演劇的要素をツールにして、過去を検証し、今を通過して、変化を起こしていく、よりよい未来のために。フォーラムシアターの目的はそこにある。

今を生きてる日本人の何割くらいが、
自身を「被抑圧者」だと認めるだろう?

講師のヤルマーさん曰く
「被抑圧者は、諦めてしまっている人が多い」らしい。
「どうせ現実は変えられない」と思っているそうだ。

ん?こんなに投票率の低い日本は?・・・

抑圧とは目に見えるような分かりやすい物だけではない。
空気、常識、マナー、協調、調和、平和、美しい、愛、家族、可愛い~・・・
一見抑圧とは無縁に思える「キラキラワード」によって抑圧されることもある?

そんなこんなを考えさせられる三日間。
本日19時からその成果発表。
深くて濃い。とてもじゃないけど三日ではその入り口をちらりと覗いたくらい。

ヤルマーさんの言う通り、「これはフォーラムシアターを知る機会」
その通りだ。

でも、時間の長さは実は問題じゃない。たった三日でも私は大きな影響を受けている。

自分が抑圧されていることを認めることは苦しい。
簡単に答えの出ない問題に直面するのはしんどい。

でも、誤魔化し続けても未来は変わらないのよね。
認めないと、次の一歩が出ないのよね。


今日お時間あれば如何ですか?
観劇するというより参加しに来ませんか。
詳細は下記から↓
東京芸術劇場5階シンフォニーホールで19時から。